北九州便り〜もう関東に帰って来ていますが。その1
夜行バスを降りると下関駅前。
高架橋の上から見るタワー。格好良いですね。でもネーミングは日本地方都市感全開です。折角なので、3年前バスに乗った直後、放火により全焼してしまった駅舎跡がどうなったのか見てみました。日本現存最古の三角屋根木造駅舎は勿論、影形も無く、跡地は駐車場に。
門司港行の連絡ボート乗り場は、少し戻ったところなので、海沿いにてれてれ歩く。直ぐに韓国釜山行きフェリー乗り場が。往復料金は小倉から新幹線で東京へ行く片道よりも少し安いくらい。それだけ、ここは韓国に近いところ。
大きな道を歩いてもつまらないので、路地に入ったりして道草三昧。
味のある建物がちらほら見つかります。道は再び大きな海岸沿いの道に合流。
ちょっと、海をゆっくり眺めようと、そちらへ移動。船の向こうに見える島は巌流島。TVでは水平線の彼方から手漕ぎ舟で武蔵が現れますが、このような場所では水平線など見えるはずも無く。海峡の反対側には関門橋と源平合戦、平家滅亡の地として名高い壇ノ浦。
面白いのは正月の輪飾り。地方によって随分面白い形があるのですが、この辺りはみかんに子みかんがついています。凄く近いのに、北九州ではこういうのは飾りません。面白いものです。

(輪飾り)
道路反対側を見ると、ちょっと風情ある建物。山口銀行。近くで見てみると、牛のレリーフがありますね。丁度、丑年ですね。一枚ぱちり。(デジカメでは、ぱちり感はありませんが)。あまり寄り道していたので、20分もあれば到着する連絡ボート乗り場まで、一時間もかかりました。
そこで、待ち合わせていた友人と再会。近くで珈琲を飲んで、船着き場脇にある新しく整備された水族館へ。館内では丁度、イルカとアシカのショーが始まり、子供や親子連れに混ざって観てきました。大の男二人で・・・。楽しかったけれど。海に目を向けると海峡を往来の大きな船に混ざって、沢山の漁船。よくぶつからないものです。
この水族館、昔はもう少し離れた場所にあったのですが、一度閉鎖されて、淋しく思っていたところ、数年前に新規開館。設備も新しくなりました。見どころはフグのコレクション。これだけ沢山の種類を飼育、研究しているところは珍しいそうです。勿論、関門地区の魚も見る事ができますよ。今回は、ペンギンのコーナーを新設している最中でしたから、また楽しめるのではないかと思います。
それから、最小の鯨の仲間「スナメリ」が2頭いて、空気を輪っか状に吐き出したり、寄って来たり、可愛い事この上なし。イルカより好み。
さて、そろそろお腹も空いたねと、お昼を食べる事に。ひとまず九州へ移動しましょうと、連絡ボートに乗って門司港へ。休日だからか殆ど待つ事も無く乗船。風があるので、小さなボートは結構揺れます。乗ってしまえばあっという間。約5分で門司港へ。
思った以上に観光客がいます。何食べようかと思ったけれど、特に食べたい物がないので「まあ、閉まっているだろうけれど」とアーケード内の「平民食堂」へ。辺りからは「名物焼きカレー」によるカレーの匂いがあちらこちらから。けれど、そんな名物知らない私と友人は無視して素通り。古い建物を集めた地区を通り越し、道路を渡ると、何でしょう。この静けさは。まあ、これが現実の門司港ですね。静かなアーケードを歩いてすぐのところに目指す平民食堂が・・・!!
やはりです。閉まっています・・・というより、無くなっていました。かわりに掲げられている看板はというと、「バナナの叩き売り道場」・・・。友人も私も、立ち止まる事も無く素通り。そうすると、近くのカフェ「放浪記」へ。勿論、林芙美子にちなんだ名前。細い路地にあります。
ここでは「ハヤシライス」を注文。林芙美子ですからね。確かここにはカレーはありませんでした。頑張れ!ここでゆっくりのんびりしたところで、港を観に戻りました。空は曇った空の下、低いところにもさらに雲という、日本海側の典型的な天気。関東のまっさら晴天とは正反対。それでも、これが北九州だよねぇと友人と散歩。いつもは出光美術館へ寄るのですが、特に観たい展示もなかったので今回はパスしてバス停へ。
バスに乗って10分もすると、お客は私と友人のみ。
淋しくなったものです。私の家のほうが手前にあるので、また来年!と窓越しに手を振って別れました。そこから田んぼの中を歩いて15分。海の近くが両親の家です。振り返ると、東京よりも一時間遅い夕暮れが始まっていました。
(遠くの建物の辺りがバス通り)
風に乗って、うっすらと刈り取りすんだ稲藁の匂いが。遠くで船の汽笛。
帰って来たなと実感する瞬間です。
さて、続きはまた今度。












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