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October 07, 2007

今更、「豊かさについて」まるで小中学生(失礼)の愚痴

Tyokonnsirokuro
(君たちと今日の話は関係ないから安心してください)

今日は、いいとか悪いとかいいたいのではなくて、単に好き嫌いの話です。

TVでチベットに出来た中国系ホテルが紹介されていた。
どんなものかとみていたけれど、だんだん気分が悪くなってくる。


ホテルの社長はそうとうの「やり手」らしい。

何を見ても、聞いても「ビジネスチャンス」だという。
彼のいうビジネスとは「仕事」ではなく「お金」のみのようだ。

私もお金はあれば助かる。非常に助かる。
しかし他人の生活、ましてや他国の文化を壊してまでかき集めたいとは思ったことはない。

巨大な資本は世界中のあらゆる場所へ食い込み、長年かけて作られてきた土地の文化と調和のとれた生活をあっという間に壊してしまう。この社長の場合、従業員を故郷へ案内させて、小道具などを買って来るのはいいとして、その目的が、各家庭にある仏像などというのもいやらしい。さすがに「代々、受け継いできたものだから、生活に困ってもうらないよ」という村人と社長の間に挟まれた青年が痛々しい。

法要を見ていた社長が、ホテルでそれを見せ物にしてお金をもらおうと提案。敬虔な仏教徒の多いチベットでは、そういうことに随分と心理的抵抗が根強いらしいのだけれど、そういう従業員に対して「企業とは経営第一で考えるものだ」と一蹴。早速、古いお寺に相談(商談)へ向かうのだが、僧侶と会う前に「法要の目的は我々の事業の成功をいのることだよ」と言ったその口で、僧侶と話すときには「ホテルに来て頂きたいのは従業員や観光客に観て頂きたいからです。そうすればこの国の仏教に対しての尊敬も深まるでしょう」などという。

能力給制度を導入して、それに反発した数人の退職者を出した後の会議では「チベットには素晴らしい伝統や文化がたくさんある。どうして同じ職場で一致団結出来ないんだ!」とぶっていたが私にはその頭に「金になる」という字がはっきり見て取れた。それに素晴らしい文化を壊しているのはあなたでしょう?きっと、この人はこうして他国を食い物にして吸い取るものがなくなったら、さっさと手を引くだけなのでしょうね。

これはこの社長に限ったことではなくて、周りにもこんな人はたくさんいる。
この社長は非常に分かりやすいけれど、もっと頭の良い人たちは、うまいやり方をしてやんわりと見せたくないところを隠している。スローライフやらロハスやらエコやらを売り物にしている雑誌ですら、「あれ買え、これ買え」という。しかも、多かれ少なかれ、今の生活ではこういうことに加担していなければ生活が成り立ちにくくなっているのも事実。

私の職場と、出身者は「商売がヘタ」といわれることがあるのだけれど、これは自慢してよいことでしょう。ただ、続けていくだけの力を養うのはやはり相当に大変です。

最後にもうひとこと。
チベットは行ってみたい国の一つだけれど、絶対あのホテルには泊まらないんだ。
何か見て腹が立つのは「投射」らしいので、私も相当なものかもしれませんね。

ついでにふたこと。
今日でヤクルトの古田選手兼任監督引退でしたね。
野球はあまり観ませんが、この人は好きだったな。お疲れさまでした。

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