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May 02, 2007

名越切通し

Nagoe4isidan

(登り口〜石段)

余りにも山の空気に飢えてしまっていたのだけれど、本格的に登山へ行くには時間も先立つものもない。ついでに故障中の足もこわい。 しかし、住んでいるのは横浜。鎌倉ならば運賃も安いし、なんといっても30分もあれば到着してしまう。それでも緑の深さは以前訪れた朝比奈切通しで確認済み。(詳細は06’6/11参照)

・・・ということで、今回はやはり三浦半島側より鎌倉へ抜ける要衝のひとつ。名越の切通しへ向うことにしました。GWなので横浜からの電車はほぼ満員状態。予想通り、殆どの人達が北鎌倉と鎌倉で下車。私も人ごみに一構成員として鎌倉駅の階段を下り駅の外へ。 ここでようやくひと息。 多くの人は鶴岡八幡宮方向へ。私は反対に海の方へ。

陽射しはなんだか夏のよう。

名越切通しは鎌倉と逗子をつなぐJRのトンネルの上にあるらしいので、地図を見ながらてくてく歩く。途中、トンネルをくぐって線路を渡るとお寺の山門脇に案内版。そのまま道を登っていくとなんだかそんな雰囲気になってきました。苔むした古い石段を登っていくにつれ、気分はだんだん山道歩きモードへ。石段を登り切ると尾根づたいの道へ。
Nagoe2one
(尾根道)

沢山観光客が歩いているのでは?と思っていたのだけれど、ほんの数人ていどが先に歩いていったくらいで何とも静かなものです。ウグイスも鳴いていい雰囲気。 しばらく歩いていると登り坂に。視界がひらけて逗子の町と海が。町向こうは葉山。その先には泉鏡花の作品の舞台になった場所があるなあ、町から丘に登っていくと高橋睦郎さんの家があるはずだけれど、どの辺りだろう・・・等と暫く景色に見とれておりました。

Zusiumi
(逗子)

再び登り坂。特に切通しといった感じはしません。
途中、何故かベンチが。そこからは鎌倉側の視界が開けています。
町と海。江ノ島も見えます。・・・と、町向こうにぼんやりしたものが。
雲かと思っていましたがいやいや。あれはきっと。

そう。富士山。ぼんやりですが大きくどっしりそこにありました。
冬だとさぞかしきれいに見えることでしょう。そのころもう一度きてみたいものです。


Kamakurafuji
(見えますか?)

さて、その道はそれ以上歩いても、特筆する程のものはなさそうなので引き返します。
先程のぼってきた坂を通り過ぎ、どんどん歩くと古い石積みのお墓が沢山。だんだん雰囲気が出てきたところで切通しの中心部と思われる場所にでました。 その名の通り、道の両脇が高くなっていて、馬の侵入を阻むための置岩もあります。うっそうとした雰囲気でなにやら出てきそうな気配。

Nagoe2umayoke
(苔が美しい馬よけ岩)


Nagoe3isidan

そんななか、がさがさと音が。
なんだろうとそちらへ行ってみると。

Nagoeneko
(毛づくろい中)

いました。猫。
・・・いや。どうしてこんな山の中に猫?

近づくと逃げそうだったので邪魔はしないことにして先へ進むことにしました。
切り立ったように見える道の脇ですが、人工のものが殆ど。少し先の開けたところ左手には「やぐら」と呼ばれる崖を四角にくり抜いた穴が多数。お墓や、場所によっては切通しを監視する詰所などに使っていたものらしいです。中に入ってみると天井周りの壁にぐるりと溝がほってあるので、昔は木の補強材、もしくは壁などがあったのではないでしょうか。 

Nagoe2yagura
(やぐら)

やぐらの先には「切通し」の写真では必ずといってよいほど使われる場所が。
馬が一頭ずつしか通れないような狭い場所。その先は左へほぼ90度に曲がっていて、あきらかに防衛目的のつくりとなっています。
Nagoekiritousi
(名越切通しの目玉)

・・・と動くものが。
おや。またですよ。猫ですよ。どうしてこんなところにいるのでしょうね。

Kiritousineko
(こんなところにも)

切通しを抜けて坂を下ると納得。
すぐ住宅地が迫っておりました。こんなに近いとは。切通しを歩いていた時には気配も感じなかったのですけれどもね。この辺りに住んでおられる方々は散歩に来たりするのでしょうか。

突然、変わってしまった景色に唖然としながら逗子駅まで歩いて鎌倉を後にしました。

真直ぐ帰りたかったのだけれど、浜町の「ヒナタノオト」を挨拶がてらのぞいて、その後、翌日つかうスーツを受け取りに恵比寿へ寄り道。せっかくなのでDで遅いお昼をとって帰宅するともう20時。

天気がよかったのと、緑の木々の間を抜けてきた海からの風を沢山吸い込んだおかげで心地よい疲労感。
おかげでぐっすり眠ることが出来ました。

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Comments

横浜からわずか30分で、こんなに気持ちのよい場所に行けるんですね!
驚き。
なかでも馬よけ岩や、木漏れ日の中、毛繕いする猫が印象的。
いい時間過ごされましたね!
風の音とか、木が揺れたり葉がかさかさいう音とか、
時々聴こえる鳥の鳴き声とか…。
しーんとした中の自然の音に満たされるのも、人には必要な時間かも知れませんね。
まきさんはその大切さを、身をもって知っていらっしゃるんですね。

Posted by: 北のnao | May 02, 2007 04:15 PM

元気そうですね。君はとても素敵な時間の使い方をしているナ、と昔も今も感じます。
加納さんの『モノレール猫』もう読みましたか? いいですよ。
めぐり合わせてもらえたこと感謝しています。

Posted by: m-moto | May 02, 2007 04:40 PM

This is my firsst time visit at here and i am really impresded to read everthing at one place.

Posted by: Krystle | October 01, 2014 03:32 PM

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