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March 31, 2007

元気だったんだね

Kawasemi2

雨の中。

せっせか駅へ向う途中、後ろで声が。

「ぴぴぴぴぴっ」

おや。

半年ぶりですね。

カワセミ。

会えてとても嬉しいよ。

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最終営業日

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                                      (ハイカラゲート)

昨日、携帯電話にメールが届いていました。

「日比谷三信ビル、最後の営業店ニューワールドが明日で閉店です。」

三信ビルは私が都心でもっとも美しいと思っているビル。老朽化を理由に取り壊しが決定していることは知っていたけれど、こんなに早く壊してしまうとは。仕事のあとでは既に店は閉まっているので、朝仕事の前に立ち寄ることにした。

久しぶりにぎゅうぎゅうの通勤ラッシュ。
ひいこらいいながら銀座で下りて少し歩く。

三信ビルの周りには既に解体用の足場が組みはじめられていた。
ビルの中に入ると美しいエレベーターホールへ向う階段も封鎖。1階のみ入ることが出来る。
吹き抜け天井の美しさ。まるで花嫁のベールの様。これを見てなお解体とは・・・。
近代文化遺産として国が買い取ってもよいと思う建物なのだが。

ホールに一件だけ灯を灯して「ニューワールド」が最後の営業中。

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モーニングAセットを注文。珈琲とトースト、卵2個(ゆで卵、スクランブル、目玉焼き選べます。)ベーコン(品切れでハム)。私の後から来たお客さんが同じものを注文していましたが既に品切れ。幸運というべきか、申し訳ないというべきか。ゆったりとしたソファーに腰掛け、古いミルクピッチャー、砂糖壷。昔ながらの喫茶店が長い営業を終えようとしている。

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そうしている間にも、別れを惜しむお客さんが次々にやってくる。

「昨日の昼来たら行列で入れなかったんだよ。」
「すみませんねぇ。新聞にもでちゃったもんでねぇ。」
「父親の代からここにはお世話になっているんだよ。」

そんな会話があちらこちらの席から聞こえてくる。

今日はそういう言葉で店が埋めつくされるのだろう。
仕事の時間がせまっていたので、そんなことを思いながら店を出た。

ビルの外にでて振り返ると、この数日でいっせいに開花した桜の向こうに王冠が光った。

写真を撮る私の隣ではやはり同じように年輩の紳士が慣れない手つきでカメラを構えていた。


(逆光だけど)

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March 27, 2007

ひつようなもの

雨の日。

古い町へ珈琲をいれにいく。

時間があったので、窓ガラスを拭いていると
外にある小さな木の枝に丸い水滴が沢山ついてビーズの様。

外へ出て縁側に腰掛け眺めていると

ほとほと。
ぽたぽた。
じょぽじょぽ。
ぴたん ぴたん。
ぱらぱら。


そんな雨音に混じって鳥の声。

静かな葉擦れ。

たくさんの音がしているのにとても静か。


こんな時間が欲しかったんだ。

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March 21, 2007

日曜日はあっちこっち

先日は2週間ぶりのお休み。

朝6時半に目が覚めたので、まずは散歩。
近くの緑地を歩いて来ました。最近、白い顔の雀を見かけるので探しにいきましたが会えず終い。それでも朝のすっきりきれいな空気をたっぷり吸い込んで帰宅。

午前中はいくつか荷物を受け取ることになっていたので、家で珈琲を飲みながら待機。無事に全ての荷物を受け取ったら、いよいよ活動開始です。

まずは今年はまだ一度も顔を出していなかったNatane Cafeへ。
久しぶりの店内はまたもや模様替え。相変わらず忙しそうなMさんと近況報告のようなことをしながらお茶をいただきました。ついでにパンを数種類購入。あまり時間がないので、また来ますと言い残して都心へ。

(Natane Cafe)
http://www.natane-cafe.com/


「そうそう、一緒に塗った「らふとギャラリー」の土壁ですが、壁を塗って一年目、北側の壁は水分が抜けるのが遅かったからか、いろいろ草が生えてきたんですよ。」静かな笑顔で稲垣さんは教えてくれた。

昨年、開店したというものの、定休日が日曜日ということもあって訪れることが出来なかった「ヒナタノオト」へ。先日から定休日が火曜日へと変更になったのでお祝いの挨拶もかねて行って来ました。ドイツパンのタンネの近く(タンネは日曜日お休み〜残念!)、ビルの2階にあります。

素敵なお店なので写真をとも思い、一応デジカメを持って行ったのですが、写真にかまける時間も勿体無くて、作品をながめたり、稲垣さんと話をしていたので結局、一枚も撮りませんでした。どんなお店か気になる方は下にHPアドレスを載せておきますからコピペして覗いてみて下さい。

ところで「ヒナタノオト」では不思議な空気を感じたのですが、それをどこから感じていたのか家に帰ってきてから気がつきました。

事務仕事などをするスペースが美しいのです。
背中に備え付けの本棚があり、いろいろな資料だとおぼしきものと
共に稲垣さんのお気に入りであろう本などがすっと並べてあるのです。
机の上には、いつもDMにひとこと手書きでメッセージを書き添えてくれる万年筆のインク。ああ、ここで一枚一枚手紙を書いているのだなぁと思うとなんだか嬉しくなってしまいます。

これが私でしたらなんでもかんでもどかどか並べて、「私物を職場に山積みしている」といった感じになるのですが、この「すっ」と並べることにより仕事一辺倒の堅さを和らげているのですよ。 その中から「これは比較的最近の本なんですよ」と取り出して見せてくれたのはボーンホルム島の写真集・・・?いえこれ料理本です。ボーンホルム島で採れたり作ったりしている食材を使った料理の本。しかし島の風景なども沢山載っているので島の写真集のような美しいつくりになっています。ゆっくりといれて頂いた、おいしいお茶を飲みながら、これまたゆったりとデンマーク、工芸ギャラリー「らふと」の話などを楽しませてもらい、お店にいるということを忘れてしまう午後のひとときでした。

(ヒナタノオト)

http://hinata-note.com/index.html

さて、ヒナタノオトを後にして向かうのは恵比寿D。
こちらもこれまで日曜日はお休みだったのに、隣でビル解体〜建設工事の騒音と振動の為、工事が休みの日曜日の営業になっているのです。駅からの最短ルートは工事のため使えません。裏道を使って扉を開けるとおや。いろんな方がいらしております。「お久しぶり〜」。しばらく会話を楽しんだら、ここで待ち合わせをしていたOさんと今日のメインイベント会場へ。

そう。今日は「明和電機事業報告ショー」。
明和電機の昨年と今期の活動報告とこれからの計画を聞くと云う、興味のない人にとっては「なにそれ?」と流されてしまいそうなディープな会。 社長が谷川俊太郎さんと共同で絵本を出したという報告から始まったのですが、会場が暗くなりスクリーンに本の絵が写し出されると朗読が。 なんと谷川俊太郎さん御本人ではありませんか。3年程前に友部正人のライブでやはり詩の朗読をしていましたが、このかたいろんなところで拝見します。本当に枠に捕われない方ですね。 そのあと海外公演や展示などの報告などがありましたが、どれも面白く楽しめました。 商品説明会など機会があれば是非覗いてみて下さい。お勧め致します。

(明和電機)

http://www.maywadenki.com/

・・・とまあ、駆け足で御説明致しましたがあっちこっちと歩き回って訪ね回って一日が終わりました。いや楽しい一日でした。でももう一日休めると完璧だったなぁ。

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March 20, 2007

今さらながら気がついた

ブランド物を買い漁るのも

一杯の珈琲に一喜一憂するのも

一緒だな。

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March 18, 2007

夜更けに

ビールを飲みながら
いつも使っている塗椀を眺めていたら
その中に飲み込まれそうになった。

これじゃ柳の木のある骨董屋の話のネタだ。

あぶないあぶない。

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March 16, 2007

お知らせ(原田脩 遺作展)

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                                       (原田 脩 遺作展)

仕事を終えて店の外に出ると、小さい頃からお世話になっている方が立っておられました。出張でこちらへ来たので珈琲をと思ったそうなのだが、閉店後のため軽く呑みに行くことに。

昔からあるBという店でギムレットとドライ・マティーニを御馳走になりました。

「嬉しいことがあったんだよ」

そういって鞄から取り出したのが上の写真のチラシと分厚いパンフレット。
出来たばかりだというパンフレットにはお寺や那智大滝を中心とした絵の数々。

高校美術部の先輩だった方のものだそうだ。
昨年、癌に倒れたというその方は、一生涯、旅をしながらひたすら絵を書き続けていたという。

「生活のため」を理由として「売れる絵」やら「●×賞」を追うこともなく、ただ好きな様に描き続けて一生を終えたそうだ。 名前は原田脩(はらだおさむ)さんというらしい。油彩の作品が主なのだが、日本画のような包み込む暖かさがある。

「この人の遺作展はどうしても自分がやりたいと思った。しかしそんなことをした経験が全くないので何もないところから手探りで始めたんだよ・・・。」 必要経費の捻出、作品をまとめること。会場のこと。印刷物等々・・・。重量があるため全ての絵を会場のワイヤーレールに吊るすことが出来ず、展示するためのイーゼルを幾つも手作業で作ったこと。それも激務の中、毎晩仕事から帰っての話。

そんなことをひとつひとつゆっくりと語るのは、とても真直ぐに幸せそうな赤ら顔。そこには充実感や満足感、ましてや自慢とは縁遠いただの「幸福」がありました。

展覧会会場は原田さんの地元でもある北九州市。
観覧無料です。私も印刷物より本物のほうが美しいに決まっているので観に行きたいのですが・・・日帰り・・・??? そういうことまで真剣に考えてしまう程、観たいと思う展覧会。行くことのできる方は是非、足をお運び下さいませ。

「原田脩遺作展」
 H19・3/23(金)〜4/1(日)
 午前10〜午後6時(3/28休館)

(会場へのアクセスはこちら〜クリック!)Oharadamapjpg108


ところで、話は変わりますが今日、上着のポケットから出てきた買物用のメモ書き。

青菜

弁当用魚(塩ジャケ)
納豆
しめじ
キムチ
金魚


・・・きんぎょぉ?

・・・一体全体、何をするつもりだったのだろう・・・???。書いた記憶もありません。


※はみだしコメント
caraway様:
数珠玉は植物なのに、あの光沢は不思議ですよね!
先日は御都合つかずに残念でしたがまた今度。

北のnao様:
そうなのです。食事というものは技巧が過ぎるとわけがわからなくなりますが、ある程度の遊び心はいろいろなものを潤してくれます。おいしい食事でしたよ。 

KEI様:
この業界もせまいからなんだかいろいろありますねぇ。
めげずにお互い明るい珈琲を目指しましょうね。

mochi様:
調子が悪いとはいえ、まだまだ直せそうです。時間を見つけて修理してみる予定。

yukio様:
私は中学生の時に君が教えてくれた夕焼けを見るのに絶好の場所、いまでも覚えていますよ。今度、帰った時には行ってみようかな。まだあるのでしょうか。トロッコの廃線。牧場ラーメン、まだ頑張っていましたか。石巻懐かしいです。

しんしん様:
葉書のひとつふたつなどいくらでも。しかし問題は私がどうしても「しんしん」さんが誰なのか分からず頭を抱えていることです。すみませんねぇ。あと50・・・ってなんでしょう〜???ええ、ええ、わたしはこういう薄情ものなのです。お許しを。

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March 12, 2007

手塚治虫

この日曜日は佐原に出張仕事。
あっという間に一日が終わり、帰ってまた焙煎。

今日、焼いたコロンビアはとてもよい仕上がり。生豆の力でしょうか。

さて、いまN●K再放送で「手塚治虫」をやっています。
もう亡くなってから18年ですか。
私はデンマーク留学中にそのニュースを友人からの電話で知りました。

私が手塚治虫にあったのは幼稚園。
保母さんが鉄腕アトムの「地上最大のロボット」の紙芝居をしてくれました。
いま考えると、よくまあそんな紙芝居があったものです。

それから数年、小学校1年生終わりの春休み。
引越し先の今の家で見つけた父の「戦後漫画全集」の中の一冊 「手塚治虫」。
一体全体どこにこんなものを持っていたのか。
勿論、真っ先に箱から出して読みふけりましたよ。

名作「メトロポリス」から鉄腕アトムまで様々な作品が収録されていました。

その後、ひたすら作品を読みあさりカレンダーは「手塚治虫カレンダー」。
初恋はなんと「リボンの騎士」のサファイアです。

ファンレターも数回書きまして、印刷ですがサイン入りの返事も数通実家の引き出しに残っています。

ベレー帽と黒ぶち眼鏡の漫画家。
今なお私の心を掴んで離さない偉人のことを思いながら一日を終えた日曜日(もう月曜日ですが)でした。

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March 07, 2007

春も月見

[ご利用のブラウザーのバージョンが低いため、ページを正しく表示することができていない可能性があります。] ・・・数日前からこういうメッセージと文字だけで変なレイアウトのプロバイダートップページ。世の中Macに冷たいなぁ。デジカメが壊れまして新しいもので撮ったやつを使おうとソフトを読み込ませようとしたら、あれあれ。Macは「OS-10.39」からしか使えないんですね。 ええ、ええ、うちのはどうせ9.1ですよ。クラシックですよ。本当は10もあるのだけれど、モデムつなげてないので使えません。

そんなわけで暫く文字だけになると思います。まあ、たいした写真を載せていたわけではありませんからそれでもよいかと。

さて、日曜日は久しぶりのオフ日。
でも・・・一日、居眠りやらぼーっとしたりで過ぎてしまいました。
荷物の受け取りなども集中していたので、外にも出られません。
せっかくのお天気も台無し・・・と思っていたら近所の友人が

「今日は暖かいから緑地公園で晩御飯をいかが?」

とメールしてくれました。

断るはずがありません。荷物が18時までの時間指定で届くはずなので、その後でNataneに行って、戻ってきて丁度だと予定を立てましたが、待てど暮らせど荷物は届かず。 今日はいいやと公園へ。

池のそばのベンチで待っていた友人は「瓢箪の枠を買ったので使いたかったんだ」と懐石に出てくるような「瓢箪型」に抜いたスモークサーモン入りの押し寿司やら、にごり酒やら、他にもジャガイモやらサラダやら、次から次へ御馳走を並べてくれます。

丁度、池の向こう正面に昇ってきた月を眺めながら乾杯。

早咲きの桜、通りすがりの猫、暗くなってからも魚を狙うゴイサギ。

そんなものを横目で見ながら頂く御馳走もおいしくて。

すっかり寒くなって身体が冷えるまで、季節、食べ物、友人、お気に入りカフェ、星、貝塚、仕事・・・等々、それはもう、いろいろな話を沢山して、じゃあねと帰ると既に23時。

結局、荷物は届きませんでしたが、気持良く一日を終えました。
(実はその後TVでジゼルをやっていたので見ていたらえらい時間まで起きていました)

どうもありがとう。


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