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February 01, 2006

出発地点

takanawa-f


(高輪)


質のよい珈琲には必ず良質の酸味がある。

きちんといれた一杯。

刺激ではないさっぱりとした明るい柑橘系の酸味。
ふわっと開いてすっと引いていく酸味。
だけれどずっと舌に残ってしまう嫌な酸味はまた別のもの。

深煎りの豆も甘くておいしいけれども、焦げた味がやたらと残るのは
明らかにオーバーロースト。

ハゼたりハゼなかったり、ニュークロップだったりオールドだったり。

「嗜好品だから」

そういって話をお終いにするのは簡単だけれども、それはそれなりの理由と実証を持った人のみが口にできる言葉。軽々しくそう言うのはただの逃げ以外の何ものでもない。自分の五感を働かせて感じ取るには訓練が必要だ。そうでなければ「俺的にはOK!」というお遊びレベルの味になってしまう。

スタートラインは自分の五感を動かせる状態にまで持っていくことから始まります。


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Comments

まきさんとは言語感覚が違うので
あまり意味が通らないと思うけど
コーヒー消費者としては
生産者にも仲介業者にも「あそび」は大事だと思うわよ
天国の裏みたいな特別な店にいるからこそ
仙人の弟子を自負すればこそ
自己を厳しく保ち、なおかつ放し飼いにする必要があるわね
謙虚である事は萎縮していることとも、
「粗忽ものですから」と逃げる事でも無いわ
外し過ぎて困るタガは、あなたには無いと思うけど?

Posted by: nannerl | February 06, 2006 at 09:35 PM

nannerl 様:

「あそび」という気持は確かに必要なのですが、なかなかその余裕が持てる状態まで昇っていないのです。「気が動転」とか「頭が真っ白」とかしょっちゅうなもので。基本を積み上げている最中です。それからですね、外れて困るタガは…ああ、ありすぎて書けません。ところで「天国の裏」とは掛言葉みたいで面白いです。

Posted by: まき | February 14, 2006 at 09:09 AM

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